お薬の話。ベンゾジアゼピン系。

来月沖縄で行われるセミナーに参加するのですが、カプセルホテルの人気が凄すぎて1日し予約が取れず・・・

宿泊費を抑えたかったので残念です。

勉強がメインなので観光はなしの沖縄。

行って飲んで、勉強して飲んで、飲みながら帰阪の予定です。
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今日はちょっとお薬の話。

うちにもパニック障害やら鬱、自律神経失調といった症状で相談を受けることが多いのですが、そういう方は大体が投薬の治療をされています。

投薬の治療が悪いという内容をかくのではなく、ただ出されたからって飲むという行為を続けるのはちょっとちゃうんちゃう?っていう感じで、ベンゾジゼピン系の投薬を続けている方が多いからこの記事が長期の投薬を続けている方の参考になれば幸いです。

ベンゾジアゼピン系って?

よくBZDと略記される。1963年以来向精神薬です。

年代で見ると昔から心の問題やパニック発作で悩んでいる人は沢山いたんですね。

現在では1971年の国際条約である向精神薬に関する条約において、乱用の懸念のため国際的に厳重な管理下にあり処方は医師によってのみ行われる。各国は条約に批准するため、多くのベンゾジアゼピン系薬は日本の麻薬及び向精神薬取締法(麻薬取締法)における第三種向精神薬に指定され、また別個で、時に麻薬取締法と重複して日本の薬事法における習慣性医薬品に指定されているものがある。後に催眠用途では、非ベンゾジアゼピン系が登場している。不安障害においても第一選択はSSRI系抗うつ薬であり、ベンゾジアゼピン系薬の位置づけは低下している。    ウィキペディアより抜粋

抗うつ剤と向精神薬の違いって???

向精神薬の中に抗うつ剤も含まれていて、文字通りに両方共精神に作用する薬です。

現在では鬱やパニック発作の第一選択はSSRIを処方することが多いのですが、当院の患者さんは長期間にわたってBZDを処方されている方を多く見かけます。

抗不安薬(BZD)ってどんなもん?

コンスタン、ソラナックス、セルシン、ワイパックス、セレナール、メイラックス、セパゾン、レキソタン、エリスパン、リーゼ、デパス、(リボトリール)

脳の神経をしずめて不安発作を抑える作用があり、心因的な不安や緊張感もやわらげると言われています。

即効性があるので発作が起きると飲む、起きそうになれば飲んでおくという方が多いです。

In Asia, consumption levels of benzodiazepine sedative-hypnotics tend to be very low, except in Israel and Japan, which are the two countries in Asia with the largest populations of elderly people. The high consumption levels observed in Japan might also reflect inappropriate prescribing patterns and associated abuse.国際麻薬統制委員会(INCB)の論文より一部抜粋。

訳:アジアでは、ベンゾジアゼピン系鎮静催眠薬の消費レベルは、高齢者の最大の人口を持つアジアの2カ国であるイスラエルと日本、を除いて、非常に低くなる傾向があります。日本で観察された高い消費レベルはまた、不適切な処方パターンと関連した虐待を反映する可能性があります。

簡単に説明すると、アジア圏でも日本はイスラエルの次に多くて、その処方はあっていない場合も多く、それって虐待ちゃうん?ってレベルみたいな感じで書いてあるんやと思います。

また。英国医薬品安全委員会(Committee on Safety of Medicines)ではベンゾジアゼピン系の処方期間は2〜4週間が適切で、軽度の問題の患者へはそれ以上の処方は不適切であると結論付けています。

SSRI

代表的な物:パキシル、ジェイゾロフト、ルボックス、デプロメール、レクサプロ

パニック障害の維持治療に用いられることが多くなり、抗うつ作用とともに、抗不安作用があると言われています。

ベンゾジアゼピン系の離脱症状について

反跳現象

薬剤によって抑制されていた症状が一過性に薬剤服用前より強くなる現象
薬剤服用前と症状の性質は変わらないが、その強さがより大きく現れる現象。
反跳性不安、反跳性不眠など。

離脱現象

薬剤服用前には見られなかった症状もあらわれる。反跳現象とは異なり、服用前に比較して、症状の性質も変化しています。
一般に服用中止後、2~3日で出現し、薬物の血中半減期が短いほど、早期に症状が出現します。
持続期間は、普通、2~4週間ですが、時に筋攣縮によって特徴づけられるような遷延性の離脱症状を長期間呈することもあります。

長期服用後にみられた離脱症状

非特異的症状

睡眠障害、不安、不快、筋肉痛、筋攣縮、振戦(震え)、頭痛、嘔気(むかつき):食欲不振・体重減少
知覚変化(量的):感覚過敏(音、光、臭い、触覚)、感覚鈍麻(味、臭い)

知覚変化(質的)

動揺感、運動知覚障害
視覚(対象動揺、平面のうねり等)
味覚(金属製味覚、奇妙な味覚)
聴覚(反響そして共鳴減少)
嗅覚(奇妙な臭い)
その他:離人症(現実感消失)
主な不随現象:精神病病症状、てんかん様発作

医師が離脱症状と認めずに他の薬を処方される場合があるようなので、減薬や断薬に取り組んでもらえない病院に行かれているなら違う病院や薬剤師の方に相談してくださいね。

最後に

投薬が必要な患者さんもいるのですが、長期間服用しても効果がない、もしくは飲まないとやってられないとかっていう人をたくさん見てきました。

うつやパニック発作でも原因を探れば、精神的な問題や神経的な問題とは違うところからの症状で長年悩まれている方も多くおられます。

なんで医師でもない私が、こういう記事を書いていこうかと思ったかというと、最近、治療に来てくれている大学生の女の子がメイラックスというBZDの薬を半年近く処方されて、症状は改善しないからと相談に来てくれているんです。

その子に「ずっと処方は減ってないみたいやけど。その薬ってこんな薬って知ってる?」って聞いたら「処方されたし飲んでるのと副作用はないって言われたしちょっと気分がマシになったから飲んでます。」って言われました。

他にもデパス中毒的な方やレンドルミンなどの睡眠剤を長期で服用されている方もいます。

でもそれじゃーあかんと思うんです。

普通に考えて薬って処方されたら効果があるから飲むんであって、効果が出れば減らすやめるっちゅう選択肢なんやと思うけど効果がなければ続けるべきじゃない。整体やカイロプラクティックも効果がないかと続けないのと一緒。

多分、何のきっかけもなかったら数年単位で処方されているか、違う薬を試されるか。どっちかになってしまって後々、大変に
なる。医師や製薬会社は長期間の服用でも問題ないっていうけど本当にそんなんでしょうか?

1年も2年と年単位で自分なら飲みたくない。薬に生かされるのはちょっと違う気がします。

それに投薬が続いている人をカイロプラクティックや手技の治療で調整となるとただの肩こりや腰痛と違って治療の期間が長期にわたってしまいします。

今の社会はネットで色々と調べたら出てくると思うから、うちの近所や京都で鬱やパニック発作で悩んでいる人が読んでもらえて「あ〜そういう薬なんや。考えなあかんな」ってと何かのキッカケやお役に立てればいいなと思います。

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親父が北海道、オカンが九州の出身、京都で出会い、私が生まれ京都育ちですが京都人っぽくない沖縄の宮古島が大好きです。沖縄の人とよく間違えられます。